学校生活の中で起こる問題に対して、AIにはできない解決能力を身につけてもらおうと18日、長崎北高校で専門家による出張授業が行われました。

ビジネス・ブレークスルー大学 冨岡 武 准教授:
「”何が問題なの?” ”どうしたいの?”は、AIはできない。AIを超える最初の一歩は、”自分で何が問題なのか考えて決める”こと」

問題解決のプロセスに詳しい専門家を招いた出張授業は、AIにはできないような『問題を見つける力』を生徒に身に付けてもらおうと『総合的な探究の時間』の一環で開かれました。

18日は2年生が、過去に身の回りで起こった問題を振り返り、実際にとった解決策を発表しました。

男子生徒:「毎日のリテリング(英語学習)は、どのように乗り越えますか?」

女子生徒:「自分の頭で考えられなかったら調べたりして、皆で一緒に文句を言ったりして乗り越えています」

女子生徒:「大変なことを乗り越えてきたんだなと、今日改めて感じて、それも問題解決能力だったんだなって思いました」

女子生徒:「AIよりは、自分のダメだった点を見つけられるのが人間かなと思ったので、AIに勝てるようになりたいです」

生徒たちはこれから2回に分けて、問題解決のカギをつかむスキルを学んだあと、最終的には、長崎が抱える地域課題を見つけ、その解決に取り組む予定です。