ウクライナ産穀物の黒海を通じた輸出に関する合意が、さらに2か月延長されることが決まりました。

トルコのエルドアン大統領は17日、黒海経由でウクライナ産の穀物を輸出する合意について2か月の延長が決まったと明らかにしました。

この合意は去年7月以降これまで2度、延長されてきましたが、今回はロシアが延長に難色を示していたこともあり、18日の期限切れ直前までウクライナとロシアに仲介役であるトルコと国連が加わった4者による議論が続けられてきました。

いまの輸出の枠組みは7月中旬まで維持されることになり、国連のグテーレス事務総長は17日の会見で「世界にとって良いニュースだ。食料は弱い立場にある人のもとに届いている」と合意の延長を歓迎しています。