中国ではきょうから、中央アジア5か国との初の首脳会議が始まります。G7広島サミット直前の開催で、アメリカなどが中国包囲網を強める動きに対抗する狙いがあるとみられます。

中国はきょうから2日間にわたって、陝西省西安市でカザフスタンやウズベキスタンなど、中央アジア5か国と初の首脳会議を開催します。

これに先立って習近平国家主席はきのう、カザフスタンのトカエフ大統領と会談し、ビザの相互免除を含む23の文書に署名するなど、中央アジアとの関係強化に動いています。

今回の会議はG7広島サミットの開幕をあすに控えるタイミングでの開催で、中国としては中央アジアとの関係強化を通じて中国包囲網を強めるG7に対抗したい考えとみられます。