岸田総理は、あさって開幕するG7広島サミットに向けて、「世界の平和と安定に貢献するために責任を果たしていきたい」と強調しました。

岸田総理
「大平総理も宮沢総理もそして私も、3人とも、7年に一度しか巡ってこない日本でのG7サミットの議長を務めたということであります。自民党においても、最も平和にこだわってきたこの宏池会、この歴史と伝統を継ぐ者として、世界の平和と安定に貢献するために責任を果たしていきたいと思っています」

岸田総理はきょう、自身が率いる自民党の派閥「宏池会」のパーティーに出席しました。

岸田総理は、同じ派閥の出身で、第二次オイルショック後と米ソ冷戦終了後にそれぞれ日本で行われたサミットの議長を務めた大平正芳氏・宮澤喜一氏の2人の元総理と自身を重ね、「宿命に真正面から取り組み、全身全霊で会議の成功に努力をしたい」、「人類全体の平和の誓いの象徴である地、広島でサミットを催すことは歴史的にも大きな重みを持つ」と訴えました。

パーティでは、茂木幹事長も挨拶し、「岸田総理の在職日数はきょうで591日で、大平元総理を超えている。この記録はまだまだ続いていくと考えている」と述べたうえで、「岸田政権を支えてまいりたい」と連携を強調しました。

「宏池会」の所属議員は現在、衆参あわせて46人で、安倍派・茂木派・麻生派に続く党内第4派閥です。