ロシアメディアは、極東ウラジオストクにあるアメリカ総領事館の元職員だったロシア国籍の男性が、情報機関FSB=連邦保安局に拘束されたと報じました。

複数のロシアメディアによりますと、FSBに拘束されたのはウラジオストクのアメリカ総領事館の元職員、ロベルト・ショノフ氏で、外国と秘密裏に協力した疑いが持たれているということです。

有罪になれば最長で懲役8年が科される可能性があるとしています。

ロシアのリャプコフ外務次官は16日、「敵対する国による容認できない活動が増加している。この件はその証拠の一つだ」と主張しています。

一方、モスクワにあるアメリカ大使館は16日、国務省が発表した声明をSNSに投稿。ショノフ氏は、ロシア国籍で25年以上にわたり総領事館に勤務していたとし、「容疑は全く根拠のないもので、ロシアによる自国民に対する抑圧を示すものだ」と非難しています。