国連のグテーレス事務総長はG7広島サミットの開幕を前に「今こそ核軍縮を再び進めるべきだ」と述べ、首脳らによる議論の前進に期待を示しました。

国連は16日、グテーレス事務総長がG7サミットに出席するため広島を訪問すると発表しました。

国連 グテーレス事務総長
「被爆者の方々の勇気と強さに非常に感銘を受けました。今こそ軍縮、特に核軍縮を再活性化する必要性を強く主張しなければなりません」

グテーレス事務総長はこのほか、「核保有国は核兵器の先制不使用だけでなく、いかなる状況でも核兵器を使わないと確認すべきだ」とも述べて、被爆地で開催されるサミットで核兵器に関する議論が前進するよう期待しました。

また、AI=人工知能について、「兵器として利用されることを懸念している」と述べ、生命を脅かす目的に使用されないよう各国が協力すべきだと強調しました。