軍事侵攻を続けるロシアに対し、反転攻勢への意欲を示すウクライナ。ゼレンスキー大統領はヨーロッパ4か国を立て続けに訪れ、軍事支援の継続を確認しました。

13日、イタリアでメローニ首相と会談したウクライナのゼレンスキー大統領。メローニ首相は「平和はロシアが攻撃を止めた場合にのみ実現する」として軍事支援の継続を表明しました。

そして翌14日にはドイツを訪れ、ショルツ首相と。その日のうちにフランスへ転戦すると、今度はマクロン大統領と会談。

さらに15日はイギリスでスナク首相と会談。スナク氏はウクライナ側が求める戦闘機の提供は「簡単ではない」としましたが、“防空ミサイル数百発や射程200キロを超える攻撃型ドローン数百機などを追加供与する”と明らかにしています。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「新たな防衛パッケージをもって、帰国中です」

3日間でG7=主要7か国のうち4か国の首脳と会談したゼレンスキー氏。金曜に開幕する広島サミットを前に、あらためて支援継続を確認した形です。しかし…

16日未明の首都キーウ、爆発による閃光が闇夜を照らしました。ロシア側によるミサイルやドローンによる攻撃が続き、市当局は“ほとんど撃ち落とした”としています。

ただ、アメリカ政府は…

アメリカ カービー戦略広報調整官
「ロシアがイランから攻撃用ドローンを新たに購入しようとしている」

カービー戦略広報調整官は、“ロシアがイランから殺傷能力の高いドローンの追加購入を計画している”との見方を明らかにしました。