福島市で、交通事故を装い金銭を要求する「当たり屋事件」が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。
福島警察署によりますと、16日午前10時ごろ、福島市森合の路上を車で走行していたドライバーが、歩行者の男から「車のドアミラーに腕がぶつかった」などと言いがかりをつけられ、湿布代などの金銭を要求されました。
また、16日正午ごろにも同じ内容の通報があり、いずれのドライバーも「示談金」として男に現金を渡してしまったということです。
今年2月から3月にかけても、同様の通報が数件あり、その場で現金を渡した被害者もいるということです。
警察は、いずれも発生場所が近く、手口も同じであることなどから、同一人物による詐欺事件とみて捜査を進めています。
また、交通事故の際はトラブル防止のため、当事者間で解決せず、必ず警察に通報するよう呼びかけています。














