◆「マスク生活の反動」外して緊張する人も

さらに、今年は例年以上に5月病になる人が多いと予測されています。理由の1つに挙げられるのは、新型コロナウイルス感染症の位置付けがインフルエンザ並みの「5類」に変わり、職場や学校での生活がより一層、元の形に近付くことです。

木村院長「もともと5月病というのは、人間関係の軋轢からくる心と体の不調。コロナ禍で2020年、2021年、2022年、在宅勤務とかWEB勤務などで実際の人間関係の軋轢が、対人軋轢があまり少なかったと言われています。それが、久しぶりに対面活動が始まり、あのきつい生活が始まると、しばらくそういったことがなかったのが始まるというのはかなり高ストレスになるかなと。実際、今、患者さんが徐々に増えてきています」
加えて、コロナ禍の間に定着したマスク生活の反動も考えられるそうです。

木村院長「この3年間、マスクの生活に慣れると逆にマスクをすることで安心する。対人緊張が和らぐという方が結構な数いらっしゃる。(5類になって)マスクを外して活発に交流できる方もいるし、マスクを外して緊張感が高まる方もいる。それを私は“マスクギャップ”と呼んでいます。そういった方もいるのかなと私は思っています」














