新潟市に本社を置く新潟交通が、15日に2023年3月期の決算を発表しました。
営業利益・経常利益・当期純利益がプラスに転じています。

新潟交通によりますと、主力となる“バス”の運輸事業では需給バランスを考慮した2022年12月のダイヤ改正で輸送の効率化を図ったほか、各種キャンペーン企画の施策やウイルス禍の行動制限の緩和による需要の回復などのため、売上高が前の期と比べて21.0%増となる174億6900万円となり、営業利益・経常利益・当期純利益もプラスに転じています。

その他、新潟市中央区の「万代シテイ」で23年4月にオープンした“フードホール”などの不動産事業や、全国旅行支援等による観光需要の回復による土産・旅行・宿泊など、グループ内の他事業も好転しているということです。

一方で、今後の見通しとして、新型コロナウイルス感染症の影響は収束に向かいつつあるものの、原材料価格やエネルギー価格の高騰などにより引き続き厳しい状況が予想されるとしています。