アメリカ政府は、ロシアがウクライナ侵攻で使用する攻撃用の無人機=ドローンをイランから追加で購入しようとしているとの見方を明らかにしました。

アメリカのNSC=国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は15日、ウクライナ侵攻を続けるロシアがイランから攻撃用の無人機=ドローンを新たに購入しようとしているとの見方を明らかにしました。

カービー氏はロシアが去年8月から400機以上のドローンをイランから購入したとしたうえで、「そのほとんどをウクライナでのインフラ設備への攻撃などで使用した」と指摘。より殺傷能力の高いドローンの追加購入を計画しているとの見方を明らかにしました。

一方、イランはロシアから戦闘機やヘリコプターなどの兵器を「数十億ドル規模で購入しようとしている」と話し、両国が前例のない防衛協力を深めているとして警戒感を示しています。