新潟市で5月11日から3日間にわたって開かれた『G7財務大臣・中央銀行総裁会議』。世界の要人に開催地・ニイガタの魅力を伝える絶好の“チャンス”にどのように発信したのかを振り返ります。

【鈴木俊一財務大臣 英語挨拶】
「皆さんこんばんは。これから会議を始めましょう。この素晴らしい都市・新潟で皆さんをお迎え出来て嬉しく思います」


G7各国の財務大臣と中央銀行の総裁らが新潟市中央区の朱鷺メッセに集結し、鈴木財務大臣による歓迎の挨拶から始まった国際会議。

最終日の共同声明では、世界の金融システムの安定に向けて「適切な行動を取る用意がある」と明記。
ロシアの侵攻を受ける「ウクライナへの経済支援」などが盛り込まれました。

期間中には、インドや韓国などG7以外の6カ国も招かれ、新潟県や新潟市にとって、ニイガタを国内外にPRする絶好の機会となりました。

およそ400人が出席した歓迎レセプション。
佐渡を拠点に活動する和太鼓集団『鼓童』のダイナミックなオープニングパフォーマンスが始まると、出席者らは舞台にくぎ付けになりました。


湊町ニイガタを彩る『古町芸妓』の舞も披露され、開宴を祝う鏡開きの酒も、新潟市の地酒『越乃寒梅』。


【日本銀行 植田和男総裁】
「新潟は日本の最も美味しいコメの生産地として有名で、コメが美味しいということは、地酒も美味しいです」

新潟県内89の全ての酒蔵の酒を楽しめるバーを設けたほか、新潟和牛や南蛮エビなど、新潟県内産の食材をふんだんに使った料理で、各国の要人をもてなしたということです。

【新潟県 花角英世知事】
「新潟という名前を世界に知っていただく非常にいい機会になったのではないかなと」

花角英世新潟県知事

レセプションでは新潟名物の和菓子『笹団子』が人気だったそう。

【新潟市 中原八一市長】
「笹団子の笹をどうやって剥いたらいいのかが分からなかったようで、そのあたりがなるほどねと思いましたし、すごく楽しんで頂いたと思っています」

中原八一新潟市長


新潟の魅力を世界に伝えるのは要人たちだけではありません。