耳や言葉が不自由な人が電話を利用するときに使われる「電話お願い手帳」が、福島県聴覚障害者協会に贈られました。

「電話お願い手帳」は「電話をかけて」「タクシーを呼んで」などの文章が書かれていて、耳や言葉が不自由な人が電話を利用するときに周りの人に手助けを求めるために使われます。

15日、県庁で「電話お願い手帳」の贈呈式が行われ、NTT東日本福島支店から内堀知事に贈られました。贈られた手帳は340部で、このあと、内堀知事から県聴覚障害者協会に手渡されました。

県聴覚障害者協会・吉田正勝会長「災害が発生したときや電話ができないときに代わりにお願いできればいいのかなと。(電話お願い手帳は)色々な場面で使われていくと思う」

「電話お願い手帳」は今後、各市町村などを通じ、順次配布される予定です。