仙台市で行われていたG7・科学技術大臣会合。その会合を取材する国内外の報道関係者が集まるメディアセンターで提供されたのが、ポップコーンです。実は、この商品は福島市の果樹農家が製造していて、シロップには県産の果物が使われています。
14日まで仙台市で行われたG7・科学技術大臣会合。インターネットなどを通じ、あらゆる人が研究データを共有できる「オープン・サイエンス」の推進などが話し合われました。
その取材陣が集まるメディアセンターで提供されたのが…。
小笠原悠記者「報道陣が作業するメディアセンターでは、東北6県の観光パンフレットやお菓子やジュースなどが用意されています。」
そのひとつが、ポップコーン。実は福島市の果樹園が製造しています。
井上和樹アナウンサー「甘くて香ばしい匂いが室内に漂っています。今作っているまさにこちらがG7仙台会合のメディアセンターで振る舞われたポップコーンなんです。」
果物のシロップが絡められた「フルーツポップコーン」。製造しているのは、福島市飯坂町の菱沼農園です。ポップコーンのシロップには規格外の果物が使われていて、「福島の果物のPRに」と福島市がG7仙台会合に推薦したということです。
菱沼農園・菱沼健一社長「皆さんから高く評価されたのかなとすごく光栄に思っています」
仙台会合をきっかけに電話やメールでの問い合わせが増えましたが、一方で嬉しい悲鳴も。
菱沼社長「たかがポップコーンなんですが、されどポップコーンなんです。本当の手作りなので、1人で作れる量は少ない。あんまり(売り上げが)伸びても対応できないのでほどほどで維持できれば」

菱沼農園では、このポップコーンを通して「果物王国福島」を国内外に発信したいと意気込みます。
菱沼社長「福島の果物が皆さんに認められてどんどん消費が伸びればすごくありがたい。ポップコーンを通じて食の安全のPRをできればすごくうれしい」
去年5月に行われた日英首脳会談でも、岸田総理が当時のジョンソン首相と一緒にこのフルーツポップコーンを食べたことでも話題となりました。
その時は予約が殺到して2か月ほど予約待ちの状態となっていたそうなんです。ただ現在は落ち着いてきて、菱沼農園のHPやコラッセふくしま、道の駅ふくしまなどで購入できるということです。














