アメリカ政府は、今週広島で開かれるG7サミットの開幕前日に、バイデン大統領と岸田総理が首脳会談を行うと発表しました。

ホワイトハウスによりますと、バイデン大統領は18日に広島に到着した後、岸田総理と首脳会談を行うとしています。バイデン大統領は先週、与野党の対立が続いている債務上限の引き上げをめぐる問題に対応するために、G7サミットにオンライン参加する可能性に言及しましたが、14日には次のように話しています。

アメリカ バイデン大統領
「(G7に出発できそうですか?)それが私の今の計画だ」

また、バイデン大統領は、債務上限をめぐるマッカーシー下院議長ら、議会の与野党幹部との会談を16日に行う見通しを明らかにしました。

こうした中、松野官房長官は、G7サミットにあわせて、日米韓首脳会談の開催も表明し、「地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中で抑止力・対処力を強化することは重要」などと語りました。

当初、日米首脳会談は、今月21日の午後にも行うことで検討されていましたが、アメリカ側が債務上限問題などへの対処もあり、日程を前倒ししたものとみられます。