岩手県花巻市出身の画家村田林藏さんの作品展が、世界遺産の町、平泉町で15日始まりました。

 平泉文化遺産センターで始まったこの作品展は、世界遺産登録12周年を記念し開かれているもので、中尊寺金色堂や釜石市の橋野鉄鉱山など日本の世界遺産に加え、岩手の風景を描いた作品60点が展示されています。「平泉回想鳥瞰図」は、奥州藤原氏が築いた11世紀末ごろの平泉の街並みを想像して描いた作品で、縦1.8メートル、横3.2メートルの大作です。新作の「晨明薬師寺」は、「1日の始まり」と「歴史の繰り返し」をテーマに、朝日を浴びた奈良県の薬師寺を3か月かけて描きました。この展示会は今月22日まで開かれています。