金沢市と富山市を会場にしたG7教育大臣会合は3日目。各国の閣僚らは討議を終え、その成果を共同宣言として採択しました。

G7教育大臣会合3日目は会場を金沢市に移し、市内のホテルで各国の大臣らが「国際教育交流の必要性と役割」など、具体的なテーマに沿って討議しました。

その成果がG7教育大臣会合「富山・金沢宣言」として採択されました。共同宣言では、コロナ禍で教育システムが抱える脆弱性が明らかになった一方で、その未来を考えるきっかけにもなったと指摘。少人数学級の推進や、G7各国間の生徒・学生の交流をコロナ禍前の水準以上に拡大させることを盛り込みました。

永岡桂子 文部科学大臣
「各国のみで対処が困難な課題が頻発している。G7と国際機関が一緒になり世界中の子供たちを支え育てることができるよう引き続き密接に連携していくことが重要と考えている」

また自然な形で人間との対話が可能なチャットGPTなど生成AIについても言及し、教育のデジタル化推進に伴う課題を把握し、リスクを軽減することが重要との認識で一致しました。