宮崎県内で今年4月に倒産した企業は2件で、このうち1件は新型コロナ関連の倒産でした。

民間の信用調査会社東京商工リサーチによりますと、4月、県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は2件で、負債総額は6200万円でした。

このうち新型コロナ関連の倒産は、都城市の生花販売業者「平山生花」で、コロナ禍で地元葬儀場からの注文が激減し、去年12月ごろから事業を停止していました。

負債額は5200万円でした。

新型コロナ関連で倒産した県内企業は、累計で26件となりました。

今後の見通しについて東京商工リサーチは、「新型コロナの5類への移行で対面型のサービス業を中心に回復が見込まれるが、物価高や賃上げなどが企業の収益を圧迫しており、倒産が増加する可能性が高い」と分析しています。