トルコでは、14日に大統領選挙が行われます。20年にわたり政権を握ってきた現職のエルドアン大統領が、続投できるかどうかが最大の焦点です。

記者
「イスタンブールの街中には、現職の大統領、そして野党統一候補の写真でいっぱいです。接戦が予想されています」

14日に投開票されるトルコ大統領選挙は、現職のエルドアン氏(69)と、6つの野党の統一候補・クルチダルオール氏(74)の事実上の一騎打ちです。

エルドアン氏は20年にわたる政権運営をアピール。ロシアによるウクライナ侵攻では仲介役を務め、存在感を高めました。一方、クルチダルオール氏は、エルドアン政権が深刻なインフレを招いたなどと批判。複数の世論調査でエルドアン氏をリードしていますが、逆の結果が出ている調査もあります。

クルチダルオール氏支持者
「政権がかわって欲しいと思っています。 すべてが高くなりました。前より生活が苦しいです」

 エルドアン氏支持者
「イスタンブール、トルコの状況を見ればわかるでしょう。(エルドアン氏の)他に誰が出来るの?」

大統領選挙は14日に過半数を獲得する候補がいなければ、28日に上位2人の決選投票が行われます。