盛岡市出身の歌人・大西民子をしのんで建立された歌碑の前で13日、花と歌声を捧げる「碑前祭」が開かれました。

 大西民子は盛岡市に生まれ、石川啄木に憧れて短歌を作り始めてから、日常の生活を赤裸々に詠んだ詩を数多く残しました。「碑前祭」は例年、民子の生まれた5月8日前後に行われていて、13日は民子の詠んだ短歌が刻まれた「きららか歌碑」の前に民子の母校・盛岡二高の生徒など約60人が集まり、歌碑に花を捧げました。盛岡市在住のソプラノ歌手・笹原美香さんは、民子の短歌を基にした曲を披露。集まった人たちは民子の繊細な言葉を深く感じていました。