新潟県内の2つの地方銀行が、2022年度の“決算”を発表しました。
純利益は『第四北越フィナンシャルグループ』で増益、『大光銀行』は減益となっています。
『第四北越フィナンシャルグループ』の最終利益となる純利益は177億円で、前年度と比べて26億円増益、2022年5月に発表した業績予想を12億円上回りました。
グループ会社部門では前年より減益となったものの、有価証券評価損益がプラスになるなど、銀行単体の増益でカバーしたということです。

また今年度の業績予想は201億円で、24億円の増益を見込んでいるということです。
【第四北越フィナンシャルグループ 殖栗道郎社長】
「取り巻く経営環境の複雑性と不確実性が一層増していると認識しているが、フィナンシャルグループのネットワーク・機能ノウハウをしっかり活用できた結果での成果ということで評価できる」
一方『大光銀行』の純利益は、前の年度の同じ時期と比べて7億6500万円減少の12億6200万円となりました。特別損益の減少などが要因だということです。
ただ、資金利益の増加や経費の減少などにより“コア業務純益”は増益となっていて「本業の部分で増益となり、一定の評価ができる」と大光銀行の石田幸雄頭取は話しています。

【大光銀行 石田幸雄頭取】
「厳しい状況にあるお客様に親身に寄り添い、お客様の課題に応じた適切な支援に取り組んできた結果」
大光銀行の今年度の業績予想は10億7000万円で、1億9200万円の減益を見込んでいるということです。














