全国の家庭で大きな負担となっている電気代の値上がり。電力会社は更なる値上げを国に申請するなど先行きが見えない中、沖縄県内では徐々に節電への動きが見え始めています。夏場を前に家庭でできる対策はあるのか、県内の店舗を取材しました。

市民「エアコンを使う時期が長いので、どうやってコスパを抑えようか。だけど賃金は上がらないので、どう工夫して節約をしようかとは考えてはいます」
市民「子どもがいると節電とかなかなか難しくて」

去年11月、燃料費の高騰による電気料金の値上げを沖縄電力が発表。

申請通りに値上げが認められれば、一般家庭の場合、電気代が現在の7000円あまりから3500円程度増え、月当たりの支払いは10000円を超えることに。

この7000円という電気代も、国が利用者の負担を軽減するため行う『電気料金激変緩和措置』と呼ばれている補助分を適用したもので、すでに値引きされた金額となっています。

しかし、この補助期間も現在のところ11月までとされていて、それ以降は補助されていた分の金額がのしかかる可能性もあり、より家計への負担が増す恐れがあります。

エアコンの使用が必須となる夏場を前に、どのように節電し、電気料金を抑えることができるのか。1つのカギとなるのが『節電商品』だといいます。どのような商品があるのか、店舗に話を聞きに行くと…

THE GRACE 川上梓アドバイザー「沖縄の建物って県外の建物に比べて窓を横にも縦にもすごく大きくとるので、そこに対してものすごい日差しが入ってくる、それによって部屋の中が暑くなる。なので窓をカバーしてあげる、窓から熱が入ってこないように工夫するっていうのが、エアコンの設定温度を上げてくれるから節電になる」

カーテンなど窓まわりの製品を数多く取り扱うこちらの家具店では、室内の温度の上昇を抑える『遮熱フィルム』を節電商品として売り出しています。

THE GRACE 川上梓アドバイザー「このフィルムを貼ることによって、外からの太陽の熱をシャットアウト。室内に入れませんというのがこの遮熱フィルムの役目になっています」