原爆で亡くなった人たちの名前を記した原爆死没者名簿の風通し作業が18日、行われました。
原爆が投下された午前11時2分に黙とうを捧げ、風通しが始まりました。

去年7月までに亡くなった被爆者と被爆体験者、あわせて18万9245人の名簿193冊と、名前がわからない犠牲者のための白紙の1冊を一枚、一枚めくって風を通します。

(長崎市平和推進課・橋村拓磨さん)
「大人から小さい子供まで名前があって核兵器の恐ろしさを改めて痛感しました。二度とこのような惨事が起きないように思いを込めて一枚一枚めくらせていただく」

来月からはこの1年間に死亡が確認された被爆者たちの名前が新たに書き加えられ、8月9日の平和祈念式典で奉安されます。