100キロ以上の親ヤギから10キロ程度の小型ヤギを
仲西さん
「メスが小さいから、雄が大きくても母親が小さければ半分くらいで生まれてくる」

食用としては大型ヤギが望まれる中それに逆行するようにヤギの小型化を進めた仲西さん。そのノウハウはどこにもなく試行錯誤の日々が続きました。特に最初に掛け合わせたボア種の大きさは100キロオーバー。大きな雄と小さな雌の交配はできないため仲西さんは手作りの人工授精機を作成するなど、独自の方法を確立させていきました。

交配を重ね小型化を進めてきた結果、今では体重10キロ程度の小型犬サイズにまで小さくなりました。しかしミニヤギたちを見るとボア種の特徴がない小ヤギが多いことが分かります。それには遺伝の性質が関わっているといいます。