古くから沖縄の食文化や伝統行事で重宝されてきたヤギ。近年は消費の増加に伴い生産も増えていますが、食用ではなく可愛さや癒しを求めたヤギが今人気を集めています。

■カメラに興味津々なヤギたち


うるま市石川にある「ミニボア太陽牧場」牧場に笛の音が鳴り響けば、小さなヤギたちが小屋から元気に飛び出してきました。無心にえさを食べる子ヤギがいれば、カメラに興味を持ったり、人に近寄って甘えたりとその愛らしい姿はこれまでのヤギとはひと味違います。

ミニボア太陽牧場 仲西萠男さん
「相当な癒しを貰って毎日が楽しい、前までは全然ただのヤギと思ったが子どもみたいでもっと成長するのを見たいから長生きしたい」

牧場を運営している仲西萠男さん。7年前から食用ヤギの飼育をしていますが可愛いヤギを作りたいと5年前から品種改良に挑戦しました。


仲西さん
「このボア種という品種だけどこれは穏やかな性格なんですよ、穏やかでおっとり型で顔が外人みたいなハンサムな顔をしている」




沢山の小さいヤギの中でも、特に仲西さんが生産に力を入れているがこちらの個体。大きく長く垂れ下がった耳におっとりしたハンサム顔という“ボア種”の特徴がよく出ていて、去年「ミニヤギボア太陽ベーベーズ」という名前で新種登録されました。