福島県病害虫防疫所は11日、県内全域にモモの害虫モモハモグリガの注意報を発表して生産農家に注意を呼びかけています。
県は5月上旬の県内調査でモモハモグリガの発生の割合が高いことを確認しました。そして今後も多発が予測されることから県内全域を対象に注意報を発表しました。
原因としては去年秋のモモハモグリガの発生が平年より多く、冬を越した成虫が多いと推測されるということです。この害虫は果実への直接的な被害を及ぼすものではありませんが、多発すると葉が落ち、樹勢の低下や果実の肥大低下につながるおそれがあり、県では農家に早めの防除を呼びかけています。県が農作物の病害虫について注意報を出すのは約2年ぶりです。














