岩手・花巻と台湾を結ぶ国際定期便の運航が再開したことを受け、台湾からの観光客を増やそうと県が台湾の旅行会社などを招いて観光地を案内しました。
10日に到着した便で岩手県を訪れたのは、定期便の運航会社タイガーエア台湾や台湾の旅行会社・旅天下聯合国際旅行社の社員など10人です。
一行は大河ドラマのロケ地として有名な奥州市の「えさし藤原の郷」を訪れ、歴史や文化に触れました。
園内では電動ミニバス「ゆめひら号」に乗って散策し、藤の花のトンネルを通りながら、美しく咲いた花を写真におさめたり、鯉にエサをやったりと満喫しました。
また平安時代の衣装である十二単や束帯の着付も体験し、平安貴族の気分を味わっていました。
(参加した旅天下聯合国際旅行社 徐堅銘さん)
「素敵な風景や建物で台湾の方はすごく好きだと思います。台湾でも日本の時代劇や大河ドラマが見られるので、すごく親しみを感じますし、和服の着付体験などいろんな体験コーナーは楽しいと思います」
(岩手県観光・プロモーション室 川村一弘さん)
「新型コロナで台湾の方々がなかなか来ることができなかったということもありま
すけど、運航が再開するということもありますので、たくさんの方々に来ていただけることを期待しています」
一行は午後には一関市の猊鼻渓を訪れ、舟下りで断崖の絶景を楽しみました。視察はあさってまでで、宮古市の浄土ヶ浜や雫石町の小岩井農場などの観光地をめぐります。
県は5月下旬に台湾で開かれる旅行イベントに出展し、岩手の観光地をPRする予定です。