5月、福島県内では2人がけがをするなど、クマによる被害が相次いでいます。こうした中、福島市では、野生動物の動向が一目でわかるサービスを、県内で初めて始めました。
植野天斗記者「福島市では、パソコンやスマートフォンから危険動物の目撃情報を確認できるサービスが始まりました。」
福島市が野生動物の被害対策として、4月から運用を始めたこちらの地図。名付けて「獣(じゅう)マップ」です。
市に寄せられた目撃情報のデータベースを一目でわかるように地図に落とし込んだもので、一般に公開されるのは、県内で初めてです。市が、IT企業などと連携して、作成しました。

福島市農業被害対策係・茂木強係長「クマで見たい人はクマでしぼる、もしくは日付で、例えば去年4月から今年4月まで見たい人は日付でしぼって検索することもできる」
おととし、福島市では3人がクマに襲われたほか、クマやサル、イノシシなどによる農作物の被害は4000万円を超えています。
「獣マップ」は、こうした被害を防ぐことも期待されています。
福島市農業被害対策係・茂木強係長「農業被害が起きてはいけないので、農作物を作っている農家、登山者やハイキングをする人も、山に入る前に見ていいただきたい」
市では今後も、寄せられた情報などをもとに、リアルタイムで地図を更新するということです。














