石川県が開発したオリジナルブランドのナシ、「加賀しずく」の品質を高めるための講習会がきょう金沢で開かれました。
県農林総合研究センターで開かれた講習会には、「加賀しずく」の生産農家らおよそ50人が参加しました。
「ナシ」は、一つの房に7つ前後の実をつけますが、大きく形の良い実を収穫するためにはまだ実が小さい5月頃に一個だけ実を残し、他は切り落とす作業=摘果を行う必要があります。
生産農家は、試験場の研究員から上を向いている実は、今後、軸が折れやすくなるため落とした方が良いなど摘果作業のポイントについて指導を受けていました。
加賀しずく研究会・下田 覚会長
「日本一値段の高いブランドナシを目指します。日本全国の人に食べていただければ、石川県のナシというブランドを作れるのではと思う」
出荷7年目を迎える「加賀しずく」
生産者は94戸と減少傾向にあるものの植樹や木の成長で収穫量も年々順調に増加し、今年は過去最高となった去年の51トンを上回る出荷量を期待しています。

春先の高温で生育が早い今年の「加賀しずく」、8月下旬に初出荷を予定しています。














