岩手県北上市の小学生が11日、田植えを体験しました。指導にあたったのは農業を学ぶ高校生たちです。

 これは北上翔南高校と北上市立南小学校が農業への理解と交流を目的に長年、続けているものです。11日は花巻清風支援学校の子どもたちも参加し、総勢200人余りでの田植えとなりました。
 10アールの田んぼに植えられるのは10センチほどに育った「ひとめぼれ」の苗です。早速スタートと行きたいところですがまるで巨大な泥んこのプールに小学生たちは悪戦苦闘。悲鳴にも似た歓声が上がり、中々上手にできません。
 そこで助けに加わったのが農業を学ぶ高校生たち。「文字通り」手取り足取りで優しく教えていくと、苗の行列が完成しました。

(小学生)
「泥がふみふみして楽しかったし、冷たかった」
「大きく、おいしくなったほしい」
(高校生)
「めっちゃ楽しいし、かわいいですみんな」
「小さい子どもたちが好きなので、関わることができて楽しいです」

 秋には再びこのメンバーで稲刈りを行い、収穫の喜びを体験することになっています。