10日、福島県福島市の木幡浩市長は、赤ちゃんの健やかな成長と女性の健康づくりに役立ててもらおうと、妊婦や婚姻届を出した妊活中などの女性に、「葉酸」サプリを配布する「えがお赤ちゃん葉酸プロジェクト」を8日から始めたと発表しました。
葉酸は、妊娠初期に脳やせき髄の元となる「神経管」が正常に形成されるために欠かせないビタミン。「造血のビタミン」とも呼ばれ、赤ちゃんが急速に発育する胎児期(妊娠期)には特に必要とされる栄養素で、授乳期も含めて通常の食事だけで必要な量を摂ることは難しいといわれています。
福島市は、包括連携協定を結んでいる大手製薬メーカー・大塚製薬の協力で、母子の健康づくりをサポートするプロジェクトを8日から始めました。対象は、婚姻届を出した妊活中または妊活を希望する女性、または妊娠届を出したすべての妊婦です。
配布されるのは、葉酸サプリ1ボトル150粒(75日分)で、福島市保健福祉センター2階「こども家庭センター・えがお」で直接受け取るか、妊娠届を出した時に母子健康手帳とあわせて受け取るか選べるということです。
福島市によりますと、こうした取り組みは、東北・北海道の自治体では初めてだということです。














