修学旅行シーズンを迎え、福島県内にも多くの修学旅行生が訪れています。新型コロナも5類に引き下げられ、観光地では、落ち込んだ修学旅行生の回復に期待を寄せています。
小枝佳祐記者「会津若松市にある会津武家屋敷では、多くの修学旅行生たちが訪れています」
大型連休を終え、修学旅行シーズンが到来した県内。観光地として知られる会津若松市の会津武家屋敷では、10日、千葉県の中学校から修学旅行生が訪れました。
会津武家屋敷の職員「ちゃんと乾いてから周りに別の色を塗るようにしてください。色が混ざっちゃうので注意をしてください」
8日、感染症法上の位置づけが「5類」へ引き下げられた新型コロナウイルス。こちらの施設では、これまで、絵付け体験の人数を制限するなどして感染対策をとってきましたが、5類移行を受け、コロナ禍前と同じ対面形式での絵付けを始めました。
修学旅行で訪れた中学生「すごい丁寧に教えてもらえてよかったです。やりやすかったです」
県によりますと、教育旅行で県内を訪れた学校は、コロナ禍前の2019年度は6941校でしたが、新型コロナの感染が拡大した次の年は、1823校と4分の1ほどに減少。観光地の会津地方も、半分以下になるなど大きな影響がでました。
新型コロナの5類移行を受け、こちらの施設では、修学旅行の予約が6月まで入るなど、修学旅行生の回復に期待を寄せています。
会津武家屋敷・大竹守さん「福島県の魅力というのはいっぱいございますので、観光もそうです、ここもそうなので、更なる観光の集客を期待しています」
一方、同じく会津若松市にある飯盛山では。
会津幸泉小法師・古川英司さん「教育旅行シーズンになりましたので、学生向けにこういった赤べこのグッズのクッキーとかそういったのを揃えはじめています」
飯盛山で土産物の販売などをするこちらの店では、5類移行後の観光客の増加を見込み、去年の同じ時期と比べ、2倍の数の商品を仕入れたといいます。
さらに・・・。
古川さん「5類になってから、千葉県の学校がすごく増えました。戻りました」
これまで会津を訪れていた関東圏からの修学旅行生も戻り始めているといい、古川さんは、コロナ禍前のような街のにぎわいを期待しています。
古川さん「色々なお店にいってお買い物したり食べたり、街の中はすごく賑わうと思う」