福島県内では今年、交通事故や事故による死者数が増えています。

県警察本部によりますと、今年県内で発生した交通事故は、10日までに994件で、去年の同じ時期と比べて90件あまり増加しています。また、亡くなった人もすでに22人と、去年より8人多い状況です。

県警は、交通事故が増えている要因として、新型コロナが落ち着いていることで交通量が増加していることを挙げています。

死亡事故の内訳も見ていきます。22人のうち、10人が車やバイク、自転車などによる「車両同士の事故」、7人が「車両単独の事故」、そして5人が「歩行者と車の事故」となっています。

特に今年は「車両の単独事故」で亡くなる人が例年より多い傾向にあるということです。単独事故は自分自身の注意で防ぐことができる事故です。県警は、より一層の安全確認の徹底や体調が悪いときは運転を避けてほしいと呼びかけています。