“ワクチン後遺症” 調査でいろいろわかってきたことが
調査でいろいろわかってきたことがあるんですけども、例えばこれですね。
どんな症状があったのか、ワクチン後遺症の症状は、例えばギランバレー症候群、アナフィラキシー、末梢神経障害性疼痛とかあるんですね。

ここで皆さんにわかっていただきたいのは、ワクチン後遺症というのは症状が多岐にわたっているということですね。1人が複数の症状を抱えている。この実態調査でも明らかになったということになります。
では、どんな形で調査が行われたんでしょうか?
ワクチン接種後に具合が悪くなり、接種した医師、またはかかりつけ医に見てもらった方がいた。その他、国や各都道府県の相談窓口で相談した方もいたと思います。最終的には様々な検査を、大学病院などの専門的な医療機関で行ったと思われます。

193の医療機関が、今回その調査結果を出しているわけなんですね。例えば病院の中にある地域連携室だったり、担当医師、そして厚労省のこの研究班。ここで情報を共有しているものを、今回、実態調査として、この第一報でまとめたということになります。
で、これに関してですね、中身をいろいろと見てみました。まずは私が重要と思われるところに、赤いラインをひきました。まずは発症日からワクチン接種後の症状について医療機関を初回受診するまでの期間です。

ワクチンを接種した当日が47人。これは全体の37%と高い数字。
期間をもっと区切ってみました。0~7日が69人です。これが全体の54%。ここに集中していますね。
注目してほしいのはこの症状の発症日なんですが、2021年の春ぐらいからワクチン接種が本格的に始まっていくんですけども、調べたところによれば、だいたいこの5月からですね11月ぐらいにかけて、1日100万回接種という日が結構あります。最も多いのが7月8月あたりですかね。1日300万回接種というときもありました。
夏休みも影響していると思うんですが、その接種回数と照らし合わせていくとこのあたり、少し多いのかなという印象もありますよね。
そして、報告された症状の経過についても、今回調査結果が出ています。回復している、症状が軽くなったという方が、全体の4分の3。75%を超えています。まだ回復してないんですよという方が5%。亡くなった方2.5%。3人いるんですね。
