長年にわたり様々な分野で功績をあげた人に贈られる春の叙勲の伝達式が9日、盛岡市で行われました。

 盛岡市内のホテルで行われた叙勲の伝達式には、総務省関係と厚生労働省関係、さらに内閣府関係の地域総合功労の受章者あわせて22人が出席しました。
 式では、一人ひとり名前が読み上げられると、達増知事から勲記と勲章が手渡されました。
 このうち特定の分野で顕著な功績をあげた人に贈られる、旭日小綬章を受章した花巻市の小原紀彰さん(80)は、2018年6月から2022年6月の4年間、県医師会の会長として岩手の医療を牽引しました。

(旭日小綬章 小原紀彰さん)
「コロナ下で皆さん大変苦労されていた中で、我々医師会の会員が一致協力して事に当たってきた。本当に皆さん率先して協力していただいた、あるいはご支援していただいたことが本当に心から嬉しく思っております。感謝の一念です」

 式のあと、受章者たちは勲章を胸につけて同席した家族と記念撮影に臨み、喜びを噛みしめていました。