除染で出た土の再生利用などについて評価や助言をするため、IAEA国際原子力機関の専門家が、5月1日に避難指示が解除された福島県飯舘村の長泥地区を視察しました。

飯舘村の長泥地区を訪れたのは、IAEA国際原子力機関の職員や放射線の専門家など9人です。5月1日、復興拠点の避難指示が解除された長泥地区では、除染で出た土を分別して再生利用する実証事業が進んでいます。
IAEAは、除染土の再生利用に関して今回初めて専門家会合を開き、報告書をまとめて評価や助言を行うことにしています。
視察団は、除染土を利用した水田の機能を調べるエリアや、除染土の上に盛り土をかぶせる現場を、環境省の職員の説明を聞きながら確認しました。
環境省の職員「50センチの汚染されていない土で覆土をして遮蔽をしているという断面構造」
また、花の試験栽培を行うビニールハウスで地元住民と交流したほか、飯舘村役場を訪れ、杉岡村長と再生事業について意見を交わしました。














