岩手県内は、5月5日の子どもの日には各地で夏日を観測するなど気温の上がった連休中から打って変わって、8日日中は3月中旬並みの気温となりました。北部の山沿いを中心に雪も降りました。

 8日午前、東北自動車道を北上すると松尾八幡平ICを過ぎたあたりから路肩には積雪が。畑パーキングエリアには季節はずれの雪の中、戸惑い気味のドライバーが次々と訪れました。

(ドライバー)
「夏タイヤなので今、止まっている状況です。盛岡から八戸の予定です。とけるの待っています」
「東京から帰ってきたばかりなのでびっくりです。とりあえず地元の友達と遊ぼうかなと。雪だるまでも作ろうかな」

 盛岡地方気象台によりますと日本の南岸にあった低気圧と前線が東に移動したため岩手県内は北東の風が入り込み、北部山沿いを中心に雪が降りました。一戸町の奥中山では3センチの積雪を観測しましたが、これは県内での観測史上最も遅い積雪です。
 日中の最高気温も二戸で4.9度、盛岡で6.6度など3月上旬から中旬並みとなりました。
 9日は高気圧におおわれ晴れますが、放射冷却が強まるため朝の最低気温は盛岡で1度など、8日よりも低くなる見込みです。