池江璃花子(22)ら競泳日本代表が6日、ヨーロッパでの遠征に向け、羽田空港で取材に応じた。約4年ぶりの海外渡航となる池江は「今はワクワクした気持ちしかない」と期待感を語った。
世界選手権(7月・福岡)とアジア大会(9月・中国杭州)の代表選考を兼ねた4月の日本選手権では、バタフライと自由形で4冠を達成した池江。白血病による療養から復帰後、初めて個人種目での日本代表入りを果たした。今回は、その代表メンバーの一部によるヨーロッパ遠征に参加。13日にフランス・カネで開幕する初戦を皮切りに3都市で行われるヨーロッパグランプリに出場する。
池江は、2019年2月のオーストラリア合宿中に体調不良を訴え緊急帰国。その後、白血病が発覚し闘病していた。海外遠征に行くのは、それ以来約4年ぶり。久しぶりの渡航に「今はワクワクした気持ちしかない。ヨーロッパグランプリは(以前は)毎年行っていて大好きな試合、海外の試合に出ることで成長できるんじゃないかと思う。経験を積んで備えていきたい」と話した。
久しぶりの荷造りのポイントは"日焼け止め"。病気をしてからは日焼けをしてはいけなかったため、日焼けするような行動は控えていたというが、今回は外プールでのレースもあるため入念に準備したという。「今の自分の肌の白さと別れるのは寂しいけど、日焼け対策をしっかりして、美容にも気を使っていきたい」と笑顔で話していた。
【大会スケジュール】
5月13~14日 フランス・カネ大会
5月17~18日 スペイン・バルセロナ大会
5月20~21日 モナコ大会
(写真は左から松元克央選手、池江璃花子選手)