アフリカ4か国への歴訪を終えた岸田総理はきょう、帰国の途上、シンガポールに立ち寄り、異例となる空港での首脳会談に臨みました。

アフリカ4か国での日程を終え、日本時間の未明、モザンビークを出発した岸田総理は、政府専用機の給油のためシンガポールに立ち寄りました。

滞在はおよそ4時間だったため、リー・シェンロン首相が空港まで出向き、昼食を交えて会談を行うという異例の形での首脳会談となりました。

シンガポールはウクライナ情勢をめぐり東南アジアで唯一、ロシアへの制裁を実施していて、首脳会談では法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて引き続き協力していくことで一致しました。

また、デジタル分野での連携を追求していくことも確認しています。

総理は今夜、いったん帰国した後、あさってには韓国を訪れ、尹大統領と会談します。アフリカを含め訪問した6か国での議論を2週間後のG7広島サミットにつなげたい考えです。