きょう、東京・銀座で開かれたイベント。参加者たちが歩いたのは、いつもは見上げるあの場所でした。

記者
「私が今歩いているのは、銀座を通る東京高速道路です」

東京高速道路は、銀座を囲うように中央区京橋から港区の新橋までをつなぐおよそ2キロの道路です。2035年に日本橋の上を走る首都高が地下化されることに伴い、現在ある道路が歩行者用の空間に生まれ変わる予定で、きょう、その将来の道路を体感するイベントが開かれました。

参加者
「普段は入れない所に入ってみて、特別だなって感じました」

イベントに参加した人たちは道路の上を歩いたり、この日のために敷かれた芝生の上で飲食を楽しんだりしました。

参加者
「空が近くて気持ちいいです」
「きょうが51年目の結婚記念日なんです。いい記念になりました」

道路は数年後に廃止され、歩行者用の空間は2040年代に完成するということです。