太平洋戦争の末期に延岡市沖に墜落したアメリカ軍B29爆撃機の搭乗員を偲ぶ慰霊祭が延岡市で開かれました。

1945年5月5日、11人の搭乗員を乗せたアメリカ軍のB29爆撃機が旧日本軍の攻撃を受けて延岡市沖に墜落しました。

死亡した搭乗員のうちの1人はクラーク・バセットさんで、その遺体は延岡市にある善正寺の墓地に一時、埋葬されていました。

このB29の搭乗員を偲んで行われた慰霊祭には関係者ら10人が出席。

焼香をして、亡くなったアメリカ兵を偲びました。

(善正寺・野中玄雄 住職)「敵も味方もなく戦争による犠牲者の供養、それによってこれらの供養が世界平和に1歩でも近づけばと言うことを思いながらお祈りしていました」

終戦から今年で78年。平和の尊さを伝える取り組みが続いています。