岩手県花巻市東和町の神社で4日、4年ぶりに泣き相撲の全国大会が行われ境内に赤ちゃん力士の元気な泣き声が響きました。

(清水康志記者)
 「笑っていても眠っていてもOK、先に泣いた方が負けの真剣勝負が帰ってきました」

 花巻市東和町の三熊野(みくまの)神社に伝わるこの泣き相撲は、今から1200年あまり前に坂上田村呂が家臣に相撲をとらせたことが始まりとされています。春と秋の年2回行われていて、秋の大会は毎年9月に神事として行われているのに対し春は地域の出身者だけでなく全国から参加することができます。ことしは沖縄県宜野湾市から参加の赤ちゃん力士も土俵に上がるなど、生後6か月から1歳9か月までの600人が名勝負を繰り広げました。

(沖縄県から参加)
 「妻が盛岡の出身なので、それで縁があって泣き相撲を知って参加しました」
 「いろんな子が参加していて楽しい行事だなと思いました」
(岩手県内から参加)
 「結果、負けました。この通り泣いて、バイバーイって」
 「これから元気に育っていけばいいですね」

 子供たちの健やかな成長を願う「毘沙門まつり・全国泣き相撲大会」は5日も開催されます。