タイの総選挙で次の首相の最有力候補とされるぺートンタン氏が、おととい出産したばかりの長男を連れて会見を開き、「首相になる準備はできている」として政権交代を果たす決意を表明しました。

ぺートンタン氏は3日、首都バンコクの病院で記者会見を開き、1日に出産したばかりの長男をお披露目しました。

2006年に失脚したタクシン元首相の次女であるぺートンタン氏は、タクシン派の最大野党「タイ貢献党」の有力な首相候補で、最新の世論調査では現職の首相を抑え、最も高い支持を得ています。

会見では、事実上の軍政が続くタイに変革をもたらす意思を示し、「100%勝利できる」として政権交代を果たす決意を述べました。

ぺートンタン氏
「タイには変革が必要です。私はもちろん首相になる準備はできています」

一方、ぺートンタン氏の出産を受け、国外逃亡中のタクシン元首相がSNSでタイへの帰国を示唆したことについては「孫の世話をするためであって、選挙には影響しない」としています。