世界遺産の町、平泉町で行われている春の藤原まつり最大の呼び物、「源義経公東下り行列」が3日行われました。今回で60回目を数える豪華絢爛な行列を一目見ようと多くの人で賑わいました。
「源義経公東下り行列」は、平安時代末期に兄・頼朝に都を追われた源義経が、奥州藤原氏三代・秀衡を頼って平泉にたどり着いたときの様子を再現しています。今年の義経役は、俳優の犬飼貴丈さんが務めました。
(犬飼貴丈さん)
「僕の思っている義経は、凛としつつ美しく所作も綺麗なイメージで、なるべく壊さないように僕なりにできればいいなと思っています」「僕自身も初めてなので楽しみたいですし、僕自身が楽しんでいる姿を見ていただいて、皆さんも楽しい気持ちになってもらいたい」
このほか、秀衡は宮城県南三陸町の佐藤仁町長が、義経の妻・北の方は一関コミュニティFMのパーソナリティーの小野寺香乃さんがそれぞれ演じました。
(清水康志記者)
「コロナ以前の盛り上がりが返ってきました。会場は気温上昇も相まって熱気に満ち溢れています」
今年は訪れた人にマスクの着用は求めずコロナ禍前とほぼ同じ条件で実施されました。総勢93人による平安絵巻さながらの絢爛豪華な行列が、世界遺産の町を練り歩きました。
(訪れた人は)
「めっちゃかっこよかったです」
「ファンではないですが付き添いで来たらめちゃくちゃかっこよかったです」
「妹が指ハートしたら返してくれたんです」
「仕事の励みになります。なんか嫌なことあったら指ハートの写真を見ます」
春の藤原まつりは5日まで行われ、最終日には、全国から力自慢が集まる弁慶力餅競技大会などが開かれます。