今年8月17日に告示される任期満了に伴う岩手県知事選挙に向け、立候補を表明した2人がゴールデンウイーク中も精力的に活動を展開しています。それぞれの戦術で動きを加速させています。

 知事選に立候補を表明しているのは表明順に、新人の千葉絢子氏(44)と現職の達増拓也氏(58)の2人です。
 千葉絢子氏は3日、盛岡市で街頭演説を行いました。自民党の広瀬めぐみ参議院議員らとともにマイクを握り、新しい岩手の創造を訴えました。
(千葉氏)
「これまでの岩手では駄目だというような、このままの日本では駄目だというような意思が生まれてきている」
 千葉氏はゴールデンウイーク中、県内全域での遊説を予定していて、知名度向上と有権者への浸透を図ります。
 一方、達増拓也氏は1日、連合岩手のメーデーに来賓として出席し、5回目の当選に向けて意欲を語りました。
(達増氏)
「知事としてさらに前進し続けなければならないという決意であります」
 達増氏は2日に在任期間が5845日と、岩手の歴代知事の中で最長になりました。ゴールデンウイーク中は政治活動を行わず観光イベントなどの公務を数多くこなす予定で、現職として露出する機会を最大限に活用します。
 今年8月17日告示、9月3日投開票の知事選に向け、2人の候補者の動きが今後さらに加速しそうです。