江戸時代の劇作家の仕事とはどんなもの?岩手県北上市で3日、高校生を対象に、古典芸能の台本の作り方を学ぶワークショップが開かれました。

 このワークショップは、北上市の「さくらホール」が来月10日に行われる木ノ下歌舞伎の公演に合わせて初めて企画したものです。
 3日は北上市内の高校の演劇部員ら20人が木ノ下歌舞伎を主宰する木ノ下裕一さんの指導のもと、歌舞伎や浄瑠璃、文楽など古典芸能が華やいだ江戸時代の台本作りに挑戦しました。
 台本制作に当たり木ノ下さんは、当時の劇作家が、元となる作品の再構成で新たな名作を生み出してきたと説明しました。そして文献を紐解き、時代や登場人物の設定など自身の「世界」を定めることが大事だと話していました。
 ワークショップでは、実際に浄瑠璃の粗筋を作ることで、参加者たちが日々の演劇活動に活かそうと積極的に取り組んでいました。