アフリカ歴訪中の岸田総理は3か国目となるケニアを訪れ、先ほどから首脳会談に臨んでいます。経済協力のほか、対中国、対ロシアなどについて協議される見通しです。
先ほどから始まったルト大統領との首脳会談では、ウクライナ情勢やスーダン情勢などについて意見を交わしているものとみられます。
日本政府としては、インド洋に面しているケニアを「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた重要なパートナーと位置づけていて、さらなる連携を確認したい考えです。
また、ケニアは東アフリカの主要な経済拠点ですが、アフリカでは中国がインフラ投資などを通じて影響力を強めていて、借金により相手国への支配を強める、いわゆる「債務のわな」も問題化しています。
ケニアも問題意識を持っていて、会談では透明で公正な開発金融の重要性などについて確認する見通しです。
あすはアフリカ最後の訪問国モザンビークを訪れる予定ですが、岸田総理はG7とロシアとの中間的な立場を取るとされるアフリカの声に耳を傾け、およそ2週間後に迫るG7広島サミットでの議論に活かしたい考えです。
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