3日朝、福島県会津若松市で山菜採りをしていた女性と女性を救助していた消防隊員がクマに襲われけがをしました。

警察などによりますと3日午前8時20分ごろ会津若松市一箕町で山菜取りをしていた70代の女性がクマに襲われ顔にけがをしました。
また30分後の午前8時50分ごろ、女性の救助にあたった30代の男性消防隊員も左足首をかまれました。
2人を襲ったクマは体長1メートルほどで同じクマとみられています。
現場はJR会津若松駅から北東に4キロほど離れた松長団地の周辺です。
出没したクマは1頭で周辺にまだいる可能性があり、会津若松警察署では付近の住民に家から出ないよう呼びかけています。

福島県内では2日、須賀川市で山菜採りをしていた70代の男性がクマに襲われけがをしていて、連日のクマによる被害が出ています。
福島県は「ツキノワグマ出没注意報」を「特別注意報」に引き上げて、山に入る際は「熊鈴やラジオなど音が鳴るものを持ち歩く」「複数人で行動する」「クマに遭遇した場合は目を離さずゆっくり後ずさりしながら離れる」などの行動を取るよう呼びかけています。