人間の質問に対してAI(人工知能)が答え、文章などを自動で作成する「チャットGPT(chatGPT)」。4月、農林水産省はチャットGPTを業務で活用していく方針を明らかにしました。世界中で話題のAIを導入する動きがいま、静岡県内でも広がっています。
<滝澤悠希キャスター>
「世界中で話題になっているチャットGPT。例えば、走れメロスの要約を500字以内でと打ち込むと、条件をすぐに理解して瞬時に文章を作成してくれます。あらすじだけでなく、テーマについても言及しています。では県内での導入はどうなっているのでしょうか」
<島田市DX推進課 太田政志さん>
「島田市がチャットGPTの検証を始めたのでプレスリリースを作ってください」
職員の要求にすぐさま反応し、AIが文章を作っていきます。島田市では業務の効率化を目指すため、対話型AI「チャットGPT」を4月から試験的に取り入れています。
<島田市DX推進課 太田政志さん>
「思ったより齟齬が少ない。文節をひとつひとつ確認することでプレスリリースの骨格として使えるのではないか」
島田市役所では現在、DX推進課の職員3人がチャットGPTを試験的に使っています。現在は主に市が作成した文書の要約作業にチャットGPTを活用しています。
<島田市DX推進課 太田政志さん>
「AIに任せられる仕事はAIにやらせることで職員に時間が生まれるのがメリット。直接市民と対話することが必要になる部分に時間をよりとれる」
チャットGPTを商品開発に取り入れた企業も。創業116年の丸七製茶(藤枝市上青島)です。
<丸七製茶 鈴木成彦社長>
「こちらが『前代未聞』というティーバッグです。1万2000円で販売しています。チャットGPTのコメントを反映させて商品化したもの」
丸七製茶が2022年12月から販売している超高級ティーバッグ「前代未聞」。これまで販売したことのなかった1万円を超えるティーバッグですが、チャットGPTのコメントが商品化の決め手になりました。
<丸七製茶 鈴木成彦社長>
「(日本茶の)消費がなかなか思うように伸びていない中で、小容量化やティーバッグといった新しいユーザーの獲得につながるような取り組みをすべきではないかと。チャットGPTがティーバッグは安価なイメージがあるので、そのイメージを変えていく取り組みが必要だと」
丸七製茶ではチャットGPTの意見を踏まえた商品を続々と開発中です。
教育現場でもチャットGPTへの関心が高まっています。
<静岡大学情報学部 狩野芳伸准教授>
「いま時点でできることはたくさんあって、文書の作成、要約もできるし、プログラミングもやってくれると」
静岡大学浜松キャンパスにある情報学部のゼミです。学生たちは4月からチャットGPTの活用や利用する際の注意点について研究を始めています。
<学生>
「就活(エントリーシート)とかテストとか、そういう教育の場でも使う人はいっぱい出てくるので、そういう制度づくりみたいものが大事かな」
「クリエイティブな活動を止めてしまう恐れもあるのかなという風に思うので、やっぱりそういうところが怖いところかなと」
チャットGPTはもっともらしい回答文を作成しますが、誤った情報が含まれることがあり、注意が必要と言います。
<静岡大学情報学部 狩野芳伸准教授>
「これまで学習に使ってきたものすごいデータをただただ重ね合わせて合成してるんですね。普通に間違ってくることがあります」
さまざまな場所で活用されるチャットGPT。私たちは、AIの特性を理解したうえで、賢く使うことが求められます。
注目の記事
「この世の終わりのようだ」オーストラリアの空が血のように赤く 一体なにが?

能登半島地震で妻子4人亡くした警察官 44歳の再出発 「制服を脱ぎ、ギターを手に」

「小学生が両親と自転車でお出かけ、どこを走れば良い?」4月からの青切符導入で変わるルールと反則金【Nスタ解説】

はみ出して追い越してもいい? 山中の道路に現れた謎のセンターライン 誰も正解にたどり着けず…警察に聞いてみると意外な回答が

「妹が勇気をくれる」ダウン症の妹の自立と成長を綴り文部科学大臣賞 小6の姉が作文に込めた妹への”尊敬”と”支えの形” 広島

「そんなドジはしない」整形と偽名で逃亡した福田和子 時効まで残り1年、背水の陣の警察が放った日本初の“懸賞金”【前編】









