5月2日は、立春から数えて八十八夜にあたります。茶所の福岡県八女市では、茶の栽培を伝えた先人に感謝する献茶祭が開かれました。


◆4年ぶりに“茶山唄”


八女市の霊巌寺で開かれた献茶祭には、八女茶の生産者や三田村統之市長など約130人が参加しました。式典では、新茶が供えられた後、新型コロナの影響で自粛されていた「茶山唄」が4年ぶりに奉納されました。


◆今年の八女茶は良質


八女茶は、いまから約600年前に栄林周瑞禅師が中国から茶の種子を持ち帰り、霊巌寺の周辺で栽培したのが始まりとされています。献茶祭は、栄林周瑞禅師に感謝するとともに八女茶の発展を祈願するため、毎年八十八夜にあわせて開催されているものです。
JAふくおか八女によりますと、今年の八女茶は天候に恵まれたため品質が良いということです。